Love・Rigoletto
言わずと知れたアイシャドウの名品、ADDICTIONのシャドウ。
中でも大大大大好きなのがRigoletto。
はー。かわいい。
かわいいの暴力。
ちょっと君かわいすぎない?俺運命感じちゃうんだけど。
頭がおかしくなってナンパ師になってしまうほどかわいい。
肌に恐ろしいほどの馴染みを見せるゴールドベージュに繊細なパール、そして儚くも細かい多色ラメ…ハーッッッ!!!(失神)
この細かいパールがまぶたに立体感を出してくれるんでしょ…あたし知ってる…塗っただけでなんか「ちゃんと化粧してます」感と同時に「でも私はこの程度の力の抜き加減がオシャレだって知ってるのよ」感がでる…なんだその感…わけわからん。
なんで私がこんなにこのアイシャドウを好きなのかと考えると、私が初めて買ったアイシャドウでもあり初めて買ったデパコスでもあるからだな〜と思う。多分そう。
高校を卒業して、そろそろ化粧するかと思ってはいたものの何を買ったらいいやらわからず、とりあえずベースメイクはひっどいニキビに悩んでいた私を心配した母に資生堂のカウンターに連れていかれ訳もわからずdプログラムのラインを揃えてもらったんだけども、それ以外の色ものは母があまりメイクに興味がない人というのもあり、好きなもん買いなさいというスタンスだった。
当時私は相当にぼんやりした子供だった。
子供というか18だから今から考えると普通に大人じゃんという感じなのだけどもその当時の私はとにかく何も考えていなかった。
ボケーっとしていた。
そのとにかくボケーっとしていた私はインターネットという文明の利器があるにも関わらず何も調べず、キャンメイクやセザンヌなどお財布に優しいブランドがあることを知らないままに、「よく服を買うパルコの一階に伊勢丹ミラーがある」という理由だけで伊勢丹ミラーでアイシャドウを買うことにした。
そこで伊勢丹ミラーの店員さんに「一色でなんかメイクしてるっていう感じにしてくれて、でも派手すぎないアイシャドウありますか」と聞いた。
なんだこのワガママ注文!注文の多い料理店か!まああれは店側が注文するんだけど。でもうるせえって思うわよ。今の私は。
そのとき店員さんがどう思ったか知らないけども、とにかくその方が勧めてくれたのがRigolettoだった。
ぱっと見はよく分からなかったのだけど、塗ってもらってすぐに「何これ!」となった。
のっぺりしていた私のまぶたに自然な陰影が生まれ、しかもチラチラときれいな光がまぶたの上で瞬いている!
すぐにそれを買って帰って、鏡で顔を眺めたり、ケースを開いて太陽にかざしてみたりと飽かず眺めていたのを本当にはっきり覚えている。
そのあとメイクするときは必ずこれをつけていて、いろんな友達に「まぶたが綺麗だね!」とか「どこのアイシャドウ?」と言われるたびにとても嬉しかった。
多分私がコスメを好きになるきっかけを作ったのはこのアイシャドウだと思う。
メイクをして、今までの自分より少し素敵になる感覚はこのアイシャドウのおかげでわかった気がする。
2年ほどそれのみを使い続け、持ち運びすぎて落として割ってもまだしつこく粉を押さえつけながら使い、ついに無くなった。
その頃にはぼーっとしていたのは変わらなくても小知恵をつけていたので、世の中にはもっと安いアイシャドウがあることも知っていたし、カラーバリエーションの豊富さも知っていた。
単色2000円というのは相場を知ってしまった私には少々キツかったので、他のアイシャドウで代用できないかとドラッグストアなどに入り浸ってはお試しをしまくって次代のRigolettoを探しまくった。
結果から言うとRigolettoは無かった。
うん、そりゃそうなるわよ。
そりゃ1色で2000円にはそれなりの理由があるに決まってるということにやっと気づいた。最近…。
そうして私は諦めてRigolettoを再び買った。
買ってみたら素晴らしかった。
初めてコスメを買った時の喜びが蘇ってきてどうしようもなくなったので、ブログを書いてみた。
本当に私しか得をしない文章でお恥ずかしいが、もし仮にここまで読んでくれた方がいらっしゃったとしたら、ありがとうございます。